【第2種電気工事士】取得解説 Vol.2 技能編 体験談 合格のコツ解説

今回は第2種電気工事士の技能試験について解説していきます。

私は一般住宅の電気工事などに関わった経験は全くなく、技術については素人でした。

技術の独学は厳しいのではないかと思い、近場の電気工事店や学校で教えてくれる所は無いかと探しましたが全くありませんでした。

ネットなどを調べてみると独学合格できた人がおり、自分もチャレンジしてみました。

結論から言うと、独学で合格可能です。

ただし、工具の使い方、加工のやり方(ランプレセプタクル(簡単に言うと電球の台座)接続など)、被覆(ケーブルの外側部分)の剥がし方の練習や時間配分の段取りトレーニングなど、事前にしっかり練習することが必要です。

今回は体験談を織り交ぜつつ、練習方法などのノウハウを解説していきたいと思います。

導入編を読まれていない方は、まず導入編の記事をご覧ください。

目次

勉強に必要なもの・道具は?

必要なものは、

  • テキスト(教本)
  • 工具一式(ペンチなど)
  • 練習材

が最低限必要になります。

テキスト

前回もお話しましたが、私は技術評論社のテキストを使い練習しました。

解説が丁寧でフルカラーの図解部分が多く、未経験の方でも分かりやすくお勧めのテキストです。

試験の内容(お題)は毎年変わりますので、受験する当該年のものをお求めください

工具などをそろえる前に、まずはこのテキストだけでも先に購入して、一読してから準備しても良いかもしれません。

ただし、その年の受験者と市場の在庫次第で受験者向けの工具や練習材が枯渇する恐れもありますので、早めの対応を心がけましょう。

工具一式

インターネットで第2種電気工事士受験用の工具セットが販売されています。
私はこれを買いました。
もちろん今持っている工具でもOKですが、最低限必要な工具が一式入っておりお勧めです

内容物を簡単に紹介します。

名前主な用途と説明
プラスドライバー端子台などのねじの締め付けに使います。
一般的な中くらいの大きさのプラスドライバーです。
マイナスドライバーコンセントなどのケーブル外し、連用器具の着脱に使います。
一般的な中くらいの大きさのマイナスドライバーです。
ペンチ配線切断、曲げ加工に使います。
女性には少し重く感じるかもしれません。
電工ナイフ外装被覆や絶縁被覆を剥ぐ、ゴムブッシングの加工に使います。
力を入れてケーブルを切る際には、ケガをしないよう十分注意してください。
プライヤーアウトレットボックスのネジ締め付けに使います。
ペンチとは少し動きが違います。アウトレットボックスのネジ操作は少しやりにくいので練習が必要です。
VVFケーブルストリッパーVVFケーブルの切断、外装被覆や絶縁被覆剥ぎ、のの字曲げ加工に使います。
ストリッパーの横には長さを測れる印刷があり、『測定』→『切断』の工程がスムーズにできます。
後述の『合格ゲージ』と合わせると時間短縮につながります。
圧着工具スリーブの圧着に使います。
普通のペンチと違って、最後まで握らないと戻りません。
布尺ケーブルの長さ測定に使います。
普通の堅いものさしとは違い、布製の柔らかいものさしです。
その他工具を入れる専用のポーチと取扱い説明とハンドブックが同梱されています。

試験会場で周りを見渡したら、殆どの方がこのケース(ホーザン)と思われるものを出していました。
皆さんネットでご購入されたのでしょうか。

練習材

私の場合は合格率を上げるために3回練習できるセットを購入しました。

『3回』というのは、13品を3回練習できるので、全部で39回練習できます。

私の場合は、練習の時間が取れず2.5回分(2.5周)ほど練習しました。

実際に練習した所感としては、2回ではちょっと物足りなく3回はちょっと多い、といった感じです。

普段電気工作をやっていて工具の扱いに慣れている人なら1回、
ある程度工具の知識がある人なら2回、
初心者で手堅くいきたい場合は3回をチョイス、といったところでしょうか。

あると便利なもの

第2種電気工事士では、電動工具以外の全ての工具を使用することができますので、作業効率がアップする道具を使えば合格率を高める事ができます。

ワイヤーストリッパー

VVFケーブルの被覆を簡単にはぎ取ることができる道具です。

私はこの工具は購入しませんでしたが、試験会場では持ち込んでいる人を多く見かけました。

合格ゲージ

絶縁被覆を剝ぐときに、電線の長さを確認しながら剥げるアイテムです。『工具一式』で紹介したホーザンのVVFストリッパーに取り付けて使用します。

被覆を剥ぐ長さを測定しながらそのまま剥げます。

試験では余裕時間を作ることが重要です。
この道具でケーブル加工の手間が短縮され、数百円で購入でき、コスパが良くとてもお勧めです。
お守り替わりにどうぞ。

勉強・練習のやり方

先述の技術評論社のテキストが秀逸なので、これに則って進めていけば問題ないと思いますが、ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 試験ルールの確認
    試験のルール、欠陥の判定、何がOKで何がNGかなどをしっかり確認します。
    (テキストの始めの方に記載があるかと思います。)
  • 繰り返し練習して練度を上げる
    何度もチャレンジし自分の足りない箇所を修正、時間短縮できる所を模索して練度を上げていきます。

試験ルール、欠陥の判定などの詳細情報は、『一般財団法人 電気技術者試験センター』様のwebサイトをご覧ください。(テキストにも記載があります)

私の場合、初めて1つの候補問題にチャレンジした時の作成時間は1時間30分でした
試験は制限時間40分ですので『これ、ムリゲーじゃん』、『受験に合格した人ってどれだけ上手くやっているんだ』と思いました。
しかし、途中からメリハリをつけることで時間短縮できる事に気づきました。
実際の試験では20分弱で終わらせる事ができました
恐らく、受験に挑戦している方の殆どは、候補問題を作ることはできるが時間が足りないのではないでしょうか。
では、どのようにして作成時間を短縮できたのか、取り組んだポイントについてお話していきます。

作成時間短縮のポイント

メリハリをつける

すべての挙動を丁寧にやってしまうと、時間内に終了させるのは難しいです。
言い方は悪いですが、手を抜くところは手を抜く必要があります。
かといって、欠陥は1つでもあれば不合格になってしまいます。
しかし、逆を言うと欠陥になるポイントを回避できれば合格になる訳です。

丁寧にやる所と手を抜くところでメリハリをつけることで作成時間が短縮されます。

しっかり丁寧にやるところ

間違いにより手直しが大規模となる部分mm単位で合否が分かれる部分は作成スピードを落とし、しっかり確認します。

具体的には、
 ●スリーブ関係(大きさ、刻印、挿入本数)
 ●心線関係(被覆剥ぎ長さ、挿入過不足)
といった箇所です。

スリーブ関係については、しっかりと配線の太さや大きさ、刻印の種別などを記憶しましょう。

心線関係については、先述の合格ゲージで正確かつスピードアップを図れます

手を抜くところ

ケーブルの長さ測定はできるだけ早く行いましょう。

この実技試験では、ケーブルの長さは配線図(試験問題)の長さ+●mm(部品によって異なる)でカットしていきますが、
なんと配線図寸法の50%を超えていれば欠陥になりません!

実際の現場で寸法を50%で施工したら、親方にげんこつをもらうと思うのですが、試験上は配線の寸法(器具は中心から)については重きを置いていないということでしょう。

ここに時間短縮できる要素があります。

では、どのように早く測定するかというと、2パターンあります。

一つ目は、VVFケーブルストリッパーを使います。ストリッパーには目盛りがついています。この部分にケーブルをあてる事とすぐにおおよその長さが分かります。

二つ目は、布尺です。布尺を机の上に固定しておき、ケーブルをあてて測定します。

ストリッパーも布尺も目盛りはcm単位です。大体合わせておけばOKです。

私は両方のやり方をシーンで使い分けていました。

測定できたら、ケーブルに少し強く爪を押し当てて目印(少し凹む)を付けます。

この目印の所でケーブルを切断します。

リズムよく、ケーブルを載せて、爪で印して、はいっカット!といった感じで、素早く切断する事が重要です。

欠陥の判定は50%ですが、大体100%くらいを目分量で切断できるようにするといいと思います。

心線などmm単位で欠陥と判断されてしまう所はしっかり測定しましょう。

その他注意点

手戻りをなくす

配線などに集中してしまい、アウトレットボックスに配線を通さなかったりブッシングの付け忘れなどは、大きな手戻りになります。ある程度の区切りで全体を俯瞰するとミスがあっても最小限に抑えることができます。

ケーブルを揃える

VVFケーブルは中の線が移動してしまい不揃いになってしまう場合があります。(短い場合特に)
このような場合は、ケーブルを曲げて持つ事で不揃いになりにくくなります。

リズムにのる

先ほどのケーブルカットでもありましたが、ランプレセプタクルなどに接続する配線加工などは、ワルツのように123,123,123とリズムを付けて行うと素早く綺麗に加工できます。(個人的意見です)

試験時のポイント

試験直前に部品に異常がないか確認するタイミングがあります。

この時に事前に公開されている13問のうち、どの問題なのかある程度想像できます。

異常が無いかのチェックが終わったら、イメージトレーニングしましょう。

まとめ

この実技試験の内容は、ランプレセクタプルの施工など、一部難しく感じる部分があるかと思いますが、練習を積むことで時間短縮できます。(個人的にはスリーブに3本、4本いれて圧着するのが苦手でした。)

テキスト、工具、練習材があれば、十分独学での合格が可能と思いますので是非頑張ってチャレンジしていただければと思います。

最後に、私の経験ですが、
練習時間を分散して取ることができず、試験前になって数日、数時間まとめて練習したので、手が筋肉痛になりました。

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